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証明問題で気をつけること

中学生は3学期、どの学年も図形ですよね。

特に中2、3は、合同とか相似の証明で、これがものすごい苦手な子は多いです。図形でいろいろ気をつけることはあるんですが、一番大切なことを1つ挙げるとしたら

「記号で何か書く前に、日本語で合同や相似の証明が説明できるか?」

と言うところでしょうね。

いきなり「△ABCと△DEFについて」と書き始めてはいけません。最初は図の辺をなぞりながら「こことここは同じと書いてあって、ここは共有だから同じ角度で・・・」と言うように日本語でまず言えなければなりません。

分かった上で、それを記号で書いていくと言うことです。

GIFTでは、合同条件すら「自分で図とともに書けるか?」をテストで確認しています。具体的にはこんな感じ。

「問題例」
合同条件を自分で考えた三角形と合わせて3つ答えよ。

「解答例1」
(※例えば、3cm,4cm,5cmの辺を持つ三角形を2つ、フリーハンドでそれらしく書いてから・・・)
3辺がそれぞれ等しい

他の2つの条件も、図入りで書いてもらいます。最近は「2辺とその間の角」と言う言葉だけを暗記していて、それがどことどこの辺や角なのか、まったく把握できていない子が結構います。しかし、実際に合同な三角形を自分で書いて、これが合同になっていると納得できれば、演習の中でも確実にその条件を使いこなせるでしょう。

昨日のブログと似ていますが、本当に理解をしてもらうには、自分で例を実際に書いてもらうのが手っ取り早いと思います。

逆に言えば、こういう確認をせずに、どんどん大量に演習を行うと・・・大変なことになります(つまり無意味)。だから、僕は、演習の前に「演習に必要な考え方のテスト」は必須だと思うんですけどね。GIFTが演習に入る前に授業プリントのテストを実施する理由です。

たくさん宿題をやっているけども、あまり分かっていった気がしないとか、全然覚えられないと言う場合は、こんなことを注意してみるとよいかと思います。もしくはGIFTに相談して下さい(笑)
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