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小学生のときから考える力を

最近、入塾してくれた小学生。

初めての授業で文章問題を解いていました。

「赤いリンボンが32cmで、赤いリボンを4倍したら青いリボンの長さになる」

みたいな問題です。

しっかりと「32÷4=8」と割り算をしていました。

そこで

「なんで割った?4倍とあるから、かけ算と思わない?」

と聞いたところ答えに窮してしまった(笑)いろいろ考えて次のような理由を言ってくれました。

「大きい数と小さい数だったから割った」
「他の問題も割り算だから割った」
「問題の題名が〜の割り算だったから割った」

などなど・・・はい、どれもダメですね(笑)

そこで元からいた生徒が

「この塾は、絶対それ聞かれるから、意味を考えてやらないといかんのやぞ!!!」

とアドバイスしていたのがとてもよかった。この姿勢が自然とできているのは、本当に大切なことだと思います。

小学生の問題って、一見簡単なので、式が合ってて答えも合ってたらそれで大丈夫と思ってしまっていますよね。しかし、多くの小学生が、意味を考えずに、機械的に式を立てて答えを出しています。これをこのまま続けてしまうと、中学の文章問題でつまづいて、さらに高校の数学では完全に壁にぶち当たってしまいます。

小学生のときから、意味を考えて解いていく子は、高校の数学まで問題なくできます。

大学入試の数学まで通用している生徒って、限られますよね。それは、小学生のときに、意味を考えて立式していたかどうかが、かなり大きく影響していると思います。

「どうしてその式になったか答えたられる状態で式を作る」

これをやっていくだけでいいのです。

ただ、なかなか親さんも確認できないし、それこそ先まで見据えた専門的な知識も必要でしょう。GIFTは大学入試までの塾ですから、なおさら、そう思うわけです。

小学生の子で、ドリルを何周もしているのに、賢くなっている感じがしなければ、その辺りに原因があります。

GIFTは社員講師の条件に「高校生の複数教科指導が可能」というのがありますので、うちの講師は、小・中学生にも「意味を考えてやっているかどうか」に相当うるさいです。大学入試まで通用する問題の捉え方ができているかどうか気になるんですよね。


さて、冒頭の小学生、最後は図を描いたり、先輩生徒にアドバイス受けながら、「もとのを4倍したら32になったから、4で割ったらもとの求める長さになるんだ!」と理解できたようです。

この問題がただ理解できたということ以上に、今後は「文章問題の意味を考えていかないといけない」とわかったことが大きいです。成長に期待です。

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