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勉強は嫌なことで我慢するものという思い込み

僕は、あまり自分の子に、習い事でもなんでも、嫌々やって欲しくないなぁと思っています。

ただ「嫌だけど、必要なこと」これも確かにあります。それはやらなければならない。

しかし、特に勉強となると、意味もなく「嫌なこと」に無理やりしてしまっていることもたくさんあるように思います。

例えば、昔、転塾してきた生徒に、なぜ前の塾をやめたのか聞いたところ

「単語テストで落ちると、落ちた単語を100回書かされたから」

と言っていました。

これ意味ありますか?

間違えた単語ごとに5回くらい書いて、1回テストして、最後にまとめてテストした方がいいですよね?
1つにつき100回も書いて、こんなのはただの罰でしかないわけです。まぁ、テストに落ちたから罰としてやってる部分もあるのでしょうが、確実に学習意欲は削がれていきますよね。

僕は子ども達がやる気になるには、以下の2つのことが必要と思っています。

(1)やる目的を理解する
(2)効果を感じられる方法でやる

これを無視してもできる子はいますが、それは、もともと勉強が超得意でどんな方法でもクリアできてしまう子か、相当に忍耐力がある子でしょう。(忍耐力も間違った方向に忍耐してしまうと、結果は良いことになりません・・・)

大多数の子は、上記の2つを無視して取り組むと、やる気は低下していくと思われます。僕らも昔は、罰則的な補習をしまくっていましたが、生徒はどんどんやる気を失ってしまいました。当時は僕も必要なことと信じて必死だったのですが、今では間違いだったと反省しています。

僕らは今は、生徒が効果を感じられる方法というのを大切にしていて、これは未だに研究し続けています。

大勢の授業だと一方通行になってしまって、話を聞いてない生徒、質問ができない生徒が出てきますし、何より対話的な授業は不可能。だから、少人数授業の方が生徒も効果を感じられるかと思って、そうしています。

学校ごとのクラスにしているのも理由があって、今は、特に理科や社会は学校ごとに進む順番が全然違ったりするんですね。だから、中学合同クラスだと、どこかの中学に合わせて授業をしてると思いますが、それと違う中学の子達は、やっぱりちょっとやる気しないと思います。

GIFTでは学校のワークも塾で解いています。期末テストで一番出る問題なのに、学校の提出期限の前日などに答えを写して出している子が何と多いことか。もったいないですよね。だから塾でやればいいのです。

せっかくの民間教育なのですから、今までの学校や塾の常識にとらわれず、生徒目線で「それいいね!」というものを考えていきたいと思います。

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