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成績下がって焦ったら、やる量減らしましょう

成績が下がると、焦ってしまって、いろいろ問題集を買ってくることないでしょうか?

生徒の状況によっては、それは逆効果になります。

成績が下がるということは、何かができていないのですが、その状態でさらに問題を追加しても「解けない状態で、解けない問題に挑戦する」ということを繰り返してしまいます。

なぜ下がったのか?

何が原因なのか?

これを考えて、やることを決める必要があります。たいていは、何かを追加するのではなく、今手元にあるものをしっかりやるだけでいいはずです。期末テストなら、学校の授業内容理解と、学校のワークを完成させれば十分です。

それらが完璧になってきて、次のステップ(ハイレベルな問題など)にいけばいいのです。

演習問題は、以下の手順を踏まなければなりません。

(1)基礎的なものを理解+覚える
(2)問題を解く
(3)間違えたものを直して理解する

例えば、(1)もあやふやな状態で、宿題など出しても、そもそも解けないのですから、意味がありません。やる気あれば、できないなりにできるだろ?という話もありますが、それは実際は(1)が結構できてる場合です。

とにかく、(1)がいまいちな子には、一人での演習は効果がゼロです。ですから、誰かがついてるところでフォローしてもらってやるか、レベルをさらに落として基礎からもう一度やるか、など検討必要です。

親さんから、家庭学習をお願いされることがありますけど、たいていはお断りしています。仮に出しても、塾の空きスペースで僕らがそばでいるところでやってもらうことを条件にしたりしますね。生徒本人からお願いされたら、かなり慎重に考えて、だいたいは出します。

ただ問題出して「やれやれ」言っても、絶対に全員が上がることはないので、そういうことはやらないようにしています。生徒や保護者のみなさんの願いは、生徒が前向きに勉強して成績アップすることだと思います。宿題は目的ではなく、1つの方法(しかもかなり古典的な・・・)ですから、必須ではありません。効果あるときだけ使います。ただし、自主的に家庭学習することは、もちろんすばらしい。それは必ず効果があるでしょう。

とにかく、焦ってできないことをできないまま取り組まない。意味のある勉強をしましょう!その方法がわからないとき、相談するのが塾というものです。ぜひ、GIFTにも相談くださいね(期末対策中は生徒募集停止してますので、終わってからでお願いします)。

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