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春期講習での取り組み紹介

ようやく春期講習も補講以外は終わり、今日は新年度の準備をしています。

生徒の人間的成長を求めて、どんどん新しいことを始めているGIFTですが、講習中もとても面白い取り組みをしていたので、少し紹介します。

今回の講習では、生徒の行動と成果に「ポイント」を設定し、毎日、個人ランキングとクラスランキングを集計して張り出しました。これが、ものすごくヒット♪ポイントの一例を示すと

◯先生の発問に答えられた
◯テスト勉強をしてきた
◯宿題をやってきた
◯テストに合格した

こういうった事柄が達成できたらポイントを与えて、ランキングを出すわけです。今回は、4校舎の小中の全学年で競いました。学年を越えて不公平がないように競ってもらわないといけませんので、調整はかなりややこしかったです(笑)

これによって、かなり多くの生徒が、「やる気」を出していましたので、効果としては大成功です。

そんな中、僕自身、とても気に入っている部分がありまして、それは

「テストの結果だけを評価していない」

と言う部分です。「発問に答える」や「テスト勉強をしてきた」と言うところですね。

成績順位の張り出しをする塾は多いですが、あれは、つまりは純粋な「成果主義」です。結果だけを見ていますね。もちろん、世の中は「結果」が求められます。入試も「結果」で合否が出ます。しかし、子どもが納得できていない状態で、「結果」から追われ過ぎたら「勉強が嫌」になってしまいます。それでは、結局、「結果」はよろしくないことになるでしょう。

何かの本にも「単なる成果主義は、上位層がやる気が出て、中位層以下はやる気が減るだけ」と書いてありました。もちろん、上位層でなくとも、成果の順位がきっかけで頑張り始める子もいるでしょうが、少数でしょう。たいていは、自分の今の位置が低ければ、あまりやる気はしないものです。

そこで、今回の講習では、「合格する」「良い点を取る」ために必要な「行動」を洗い出して、その「行動」も評価したわけです。これなら、今まだ成績がそれほど良くない生徒でも、頑張ってみる気がすると思うのですよね。結局、それが最後は本当の点(=結果)にもつながっていきます。

あとは、クラスのランキングを出したのも良かったですね。誰かがテストに落ちれば、みんなの足を引っ張ることになります(笑)クラスによっては、すごいプレッシャーの中で、必死に家で勉強をしてきた子がいたと言う報告も多々ありました。自分のことだけでは、諦めてしまうことも、クラスみんなのこととなれば、諦めず頑張り抜けるものなんですね。

「こんな面白い方法は、新年度からも取り入れよう!」と言うことで、今準備中です。講習は講習内でやる内容が完結していますから、ポイントの設定がしやすかったのですが、通常授業となると、学校ごとに期末テストの区切りがバラバラなので、調整するには、相当工夫が必要です。数日前から、ずっと頭を悩ませていますが、少しずつイイ感じの評価項目一覧が完成しつつあります。

こんなことを書いていると、僕のことを「生徒のやる気を引き出そうとする心優しい塾の人だ!」と思われるかもしれませんが、塾生はご存知の通り、実際の僕は「バカヤロー!やれよ!!!」とかもやっちゃってる塾の人です(笑)

厳しいのも、楽しいのも、新しいのも、やる気を引き出すのも、全部やっていくのが良いのではないでしょうか。とにもかくにも、生徒も僕らも諦めないことが大切ですね。
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