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活気のある授業

GIFTの授業は1クラス6人で、中学校別にクラス分けをしています。

学年が上がるにつれて、出来る限り、学力別and志望校別などにも分けています。

中3の理科はイオンから入りますよね。これが中学レベルに忠実にやるのか、少し突っ込んでやるのか迷うところですが、クラスごとに説明も変えていけばOKと言うことです。

しかし、好奇心の強い子達は質問も激しいですね。

「なんでCuは2+なんですか?」

「中性子はずっと陽子と同じ数なんですか?」

「NH3はイオンでないのにNH4になるとなぜ陽イオンになるのですか?」

などなど・・・(笑)

こういうのが本当に活気のある授業なんだろうなぁ、と思った次第です。

集団でピリっと緊張感を持って・・・と言うのも良いのでしょうけど、そのような塾はもうたくさん存在していますし、僕がやりたいのはそういう塾ではないんだな、と。少なくとも授業は限られた人数でいろいろ生徒の声を聞きながら進むのが、僕は良いと思っています。その方がわかりやすいと思ってくれる子達もたくさんいますし、そういう子に来てほしいと思います。

それで、暗記するとき、問題を解くときは、静かにやればいいわけです。

先日の理科の授業、とても雰囲気が良かった。あとは、これが成績に結びつくよう、確認テストも演習も頑張ろう!

やる気の出る再試や補習のポイント

一昔前、生徒の理解不足の部分の徹底フォローなんてのは、進学塾風のところや規律のある集団塾ではやらないのが普通でした。ハイレベルな教場には「ついて来れる者だけが来て、上位を目指す!」と言う雰囲気が大切で、補習などを強化すると補習が必要な生徒が来てしまう、とよく言われたものです。

それが最近では、どの塾さんでも理解不足に対しては再テストやら質問タイムなどのフォローを取り入れているようです。そういうことが必要な時代なんですね。

僕は、塾を始めた当時から自分の塾生に必要なことをやってきましたので、塾の風習は知らずに補習も強化して来ました。

最初は、単純に授業でのテストに受からない生徒を授業後残したり別の日に呼んで再テストや補習をしていました。当時は、授業が1回3時間が週2回、別で補習が1回3時間が週2回、合わせて週4回みたいなレベルでした。

この補習には講師もしっかり置いて、当然無料で行っていました。時間も非常に長いため、かなりの効果を期待したのですが、結果として最後は上手くいかなくなってしまいました。

理由は簡単で「テストに受からなかったり宿題をやってない場合は補習になる」と言う流れのせいです。

どういうことかと言うと「補習が罰」になっていたから生徒のやる気が出なかったのです。

こっちにしてみれば、生徒のために必要なフォローを(しかも無料で)しているのに、生徒がだんだんやる気がなくなっていくと言う意味不明な状況でした。しかし、生徒にしてみればありがた迷惑だったのでしょうね(笑)

それで途中から、まず最初に塾で暗記なり基礎問題解くなりの「勉強タイム」を取ってしまう。それからテストをすると言う流れに変えました。

「家でやってこなかったら落ちるぞ」ではなくて「この後テストするから今から覚えてね」に変えたのです。

まぁ、これは効果絶大で、みんなやる気で勉強してくれましたね。僕らからしても、仮に生徒がテストに受からなかったとしても、その前に勉強をしていたことを見ていますから、怒ったりはしない。普通に気持ちよく再フォローが出来ます。すると不思議と生徒も嫌がらずに違う日に早くきて再テストを受けたりするんですよね。

結局、見た目がどんなに良いことでも、生徒自身がやる気にならないと効果はないと言うことです。もちろんやる気と言うのは生徒自身の問題でもあるのですが、塾が工夫して少しでもやる気を引き出せるのなら、それはドンドンやっていきたいですね。

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